こんにちは!
あおてんです●´∀`)ノ♪
お久しぶりです。
連日続く猛暑の中、さらに熱い熱い雪組公演「ベルサイユのばらフェルゼン編」を観劇すべく遠征してまいりました。
東京に比べて宝塚はさらに体感5度暗い高く感じました。
ジェンヌさん達の健康も心配になりますね(>_<)
そしてここからは感想。
ネタバレあるので東京が初見で内容をまだ知りたくないわという方はご注意ください。
感動のベルばらの世界
先日、ブリリアホールでのベルばら50は観たのですが
本編のベルばらを生で観劇するのは初めてで、
もう最初の舞台飾りを見た瞬間からワクワクが止まらず
音楽が流れ始めたらあっという間に夢夢しいベルばらの世界に浸ることができました。
プロローグ
可愛らしい小公子、小公女。舞踏会での輪っかのドレス、煌びやかな貴族、
凛々しい軍服にも目が奪われて鬘やお化粧も皆さん本当に凝っていて再現度が素晴らしかったです。
セリフも時代を伺わせる少し仰々しいものですが、普段の舞台とは違ういい回しを覚えるのも大変だったと思います。
皆さんが本当にフランスの貴族としておられてとても素敵でした。
原作そのままのお姿
フェルゼン(彩風咲奈)マリーアントワネット(夢白あや)オスカル(朝美絢)の3人が
原作の絵をバックに歌われる場面はそのまま絵から飛び出してきたように美しく完成度に驚きうっとりしました。
叶わぬ想い
フランスの王妃とスェーデンの伯爵の叶わぬ恋がこの話の軸になっていますが、
その中でもひとときの逢瀬、ピンクのばらの新しい場面では
可憐なばらの精のような娘役さん達に囲まれて美しい絵画を観ているようでした。
この場面ではありませんが王妃と別れるように話すオスカルを突き放すフェルゼン。
その後にオスカルが歌う「愛の巡礼」も切なくこちらも叶わぬ想い。。
今宵一夜
スェーデンのフェルゼンからの手紙でアンドレの愛を知らされるオスカル。
市民を守るため近衛兵から衛兵隊に志願したオスカルは戦い前夜、アンドレの愛を確かめる名場面。
あがちは学年差を感じさせない包容力のあるアンドレ(縣千)を演じていて今までずっと心に秘めてきた愛をぶつけます。
軍服で偽りの姿ではいてもアンドレに全てを委ねる心弱いオスカルを演じるあーさの美しいこと。
口づけしようとするアンドレに恥じらいの表情を見せるオスカルにキュンとします。
愛する王妃のもとへ
フランスから迎えに来たジェローデル(諏訪さき)からオスカルとアンドレの死を知ることとなるフェルゼン。
メルシー伯爵の説得もあり、スェーデンに帰国したフェルゼンですがフランスの現状を知り王妃を助けに行くと決心します。
国王(夏美よう)の誕生日のお祝いの席でそう宣言するフェルゼン。
戸惑う貴族たちをよそに国王に後押しされフランスへ向かいます。
フェルゼンをよく思っていないデュカゾン(久城あす)の悔しがる細かい演技も見落とせません。
ここでフェルゼンの咲ちゃんが決意と共に喜びさえ感じさせる表情で舞台から飛び出し客席へと駆け下ります。
初日は私は2階席でしたが1階の客席からはどよめきと悲鳴にも近い声が聞こえました。
後日1階席で走り抜ける咲ちゃんを観ることが出来ましたがなんとも言えない感情が込み上げ涙が溢れました。
革命兵士
2幕冒頭、三角に組まれた革命兵士達の力強いダンスから始まります。
私のオペラの額に収まる大好きなるいくんとひまりちゃん、るいくんとともかちゃんがカッコ良すぎて目が離せません。
ダンスもですが、歌も演技も本当に上手なひまりちゃん、ともかちゃんがこれで退団なんて本当にもったいないです。
パリ
ベルサイユからパリへ移り住んだ国王家族の静かで幸せな時間は束の間。
国王は革命委員会からの呼び出しにより処刑が執行されマリーアントワネットは囚われの身に。
フランスに着いたフェルゼンとジェローデルは村人の会話で王が処刑された事を知る。
せめて王妃の命だけでもと王妃の元へ馬車を走らせるフェルゼン
スクリーンの中馬車が走り抜ける場面では会場から大きな拍手が起きています。
バスティーユ
回想の場面。衛兵隊プイエ将軍の命令に抗い、市民と共に闘う決意をするオスカル隊長率いる衛兵隊たち。
ベルばらといえばという有名且つ名場面ですね。
いよいよアランの登場!隊長を尊敬し、衛兵隊のリーダーとして凛々しく佇む黒髪のアランを演じるるいくんがカッコよくて♡研11となった上級生の堂々とした貫禄も感じます!コツコツと積み上げてきた努力がこうして実を結ぶのだと感無量です。
話は戻ります。
愛を誓い合ったはずの2人なのに運命は過酷です。
「ブロンドの髪翻し〜」橋の上で銃弾に倒れるアンドレ。
(あがちのアンドレの撃たれる演技は絶品です!)
初めてアンドレの目が見えない事に気づき「なんで付いてきた〜」と叫ぶオスカル。
必死に抑えるベルナール(華世京)なんとも胸が締め付けられる場面です。
「彼の死を無にしてはならない!シトワイヤン行こう〜!」
オスカルにスポットライトが当たり客席からは大きな拍手が!衛兵隊の闘いの群舞。
話は私の個人的な感想ですがオスカルが撃たれ、上手暗転の中のアラン(眞ノ宮るい)の立ち姿が美しくて
目を凝らしてオペラをのぞいてしまいます。あーさごめんなさい。
そしてアランの「隊長!バスティーユに白旗が〜!!!」の叫びが心に響きます。
今回るいくんがアランに決定して私は荒くれ者と思っていたのですが
原作大ファンの友人がアランは元々貴族なので今回のるいくん演じるアランはそのものだと言って下さり
アランの佇まい、演技に感動しました(T ^ T)
フェルゼンそして咲ちゃんの想い〜セラビ・アデュー
オスカルとアンドレが亡くなった事を知ったフェルゼンが白バラとともに捧げる歌。
あなたの中に私はずっと生き続ける。
私はあなたの中にずっと生き続ける。
そして「アンドレ!オスカルの側を離れるんじゃないぞ!」
というセリフはこの場面をご覧になった方は皆思われたと思いますが
咲ちゃんの卒業後、2番手としてあーさの側を離れず支えてほしいと言う咲ちゃんの温かい思いを感じました。
あーさが咲ちゃんの側でずっとそうしていたように。
断頭台
コンシェルジュリーの牢獄のアントワネット
あやちゃんの演技が素晴らしいです。白羽ゆりさんを思い出しました。
豪華な衣装を纏ったあやちゃんは想像通りに美しいのですが
白髪に地味な衣装でも存在感があり抑えた演技が光っていました。
メルシー伯爵の汝鳥さん、ロザリーのひまりちゃん、ベルナールの華世くん
マリーアントワネットに寄せるそれぞれの愛が痛いほど胸に響き涙なしには見れません。
最後まで王妃を助けようと現れるフェルゼン
死を覚悟した王妃の耳に届いた「王妃様」というフェルゼンの声
その時のアントワネットの表情が。。。
あやちゃんの渾身の演技をぜひ皆さんに見てほしいです。
王妃としての威厳を持って断頭台に登るアントワネット
深い悲しみを耐えながら叫ぶフェルゼン
ベルサイユのばら フェルゼン編素晴らしい最後でした。
追記
皆さん素晴らしいのですがその中でも忘れられない方達が。
ルイ16世の組長奏野はるとさん
物腰の柔らかさ、気品、優しさゆえの弱さなどが
一言一言のセリフの中に現れて素晴らしかったです。
ジャンヌの音彩唯ちゃん
歌うま、可愛いいのはばまいちゃんの新たなる挑戦
オデッセイの時のティティス様の時も驚きましたが
またまた演技の幅が広がりましたね。
フィナーレ
最後の場面の涙も乾かないうちに目に飛び込んできた
大きなばらの頭飾りをつけた真っ赤のばらのロケットのひよこ達
可愛らしくてほっこりしました。
真ん中には真っ赤な大羽を背負った咲ちゃんが現れ
ゆっさゆっさと肩を振りながら踊る咲ちゃんはトップさんの風格がありました!
ブルーの衣装の男役群舞から
色もデザインも素敵な衣装
そして若央りさ先生の素晴らしい振付け
また私事ですが階段から降りてくるるいくんが胸元に手をあてゆっくりとなぞる指先が
色っぽくて美しくてくらくらしてしまいました。
皆さん、それぞれのご贔屓さんにそう思ってると思いますが(笑)
ブルーのドレスの娘役さんたちに入れ替わります。
咲ちゃんを囲んで踊る雪娘さん達はみんな美しいです。
咲ちゃんとピックアップの男役さんのダンスのメンバーは
新公で咲ちゃんの役を演じた組子さんだそうで
そこにも先生と咲ちゃんの愛を感じて泣けます。
退団者の方達の幸せそうなお顔を見て
ありがとうの気持ちでいっぱいになりました。
組子全員でアカペラで歌うセラビ・アデューは愛に溢れ
それを全身で受け止める咲ちゃんは本当に幸せそうでした。
そこからの咲ちゃんのソロのダンスはキラキラと輝いて見えました。
サヨナラショー〜ご挨拶
幸せなことに大劇場の千秋楽を観劇することができました。
サヨナラショーについては少しだけ。
構成にも選曲にも咲ちゃんらしいこだわりがあって最後に飾りのない黒燕尾でオマージュを観れたこと、ご挨拶の中にも咲ちゃんの想いがしっかりと込められていた事にずっと雪組で育ち、雪組のみんなを愛してきた咲ちゃんの温かい想いと大きな愛を感じ、とっても嬉しかったです。
あ、ひとつだけお伝えしたいことが!
最後のご挨拶で同期のともかちゃんと一期上級生のひまりちゃんから名前を呼ばれ
愛されているはいちゃんであることが嬉しい私でした。
ありすちゃんの愛らしい一面も見れて嬉しかったです。100個の愛届きました〜♡
長文最後までお付き合いくださりありがとうございました!
今日は咲ちゃんのディナーショー「LAST MISSION」の開催日です。
私は配信を見る予定です。
これから東京公演もあるので咲ちゃん他、退団者の方達はもちろん
雪組の皆さんが元気に大千穐楽を迎えることができるよう
全力で応援したいと思います!
ではまた〜(๑ت๑)ノ