こんばんは!
あおてんです●´∀`)ノ♪
星組東京公演、大千秋楽おめでとうございます。
先日、Aパターン観劇して参りました。
緊急事態宣言により、残念ながらBパターンのチケットは幻となってしまいました。
とても貴重な一回。
遅くなってしまいましたが、忘れないように感想を書き留めたいと思います。
ロミオとジュリエットという秀逸な作品
私は宝塚のロミジュリはDVDでしか観たことがなく、
今回この状況下で生の舞台を観れた事、本当に嬉しく思います。
全編を通して素晴らしい楽曲の数々
ロミオ→僕は怖い・ロミオの嘆き
ジュリエット→結婚だけは
ティボルト→本当の俺じゃない・今日こそその日
ベンヴォーリオ→どうやって伝えよう
マーキューシオ→マブの女王
ロレンス神父→何故
乳母→あの子はあなたを愛している
キャピュレット卿→娘よ
以上ソロ曲
ヴェローナ、世界の王などコーラス曲
いつか、バルコニー、エメ、ひばりの歌声などデュエット曲
まだまだ全てではありませんがここまででもこんなに素晴らしい曲が
約2時間半のお芝居の中にぎゅっと詰め込まれています。
こっちゃん、なこちゃんはもちろん出演者の方々皆さんとってもお上手で
それぞれの役に思いを乗せて歌われていました。
なかでもこっちゃんロミオの「僕は怖い」は劇場を震わせているかのようでした。
そしてクラッチ乳母の「あの子はあなたを愛している」は育ての母ではあるけれど、
でもそれだからこそ、ジュリエットに注がれる無償の愛が溢れていて
感情移入せずには聞けないほどの素晴らしいものでした。
さすがクラッチです!
主役、ロミオとジュリエット
まずは歌が上手い!
そこから全てが始まっていると思います。
こっちゃんのロミオは小柄なせいもあるのか、
今まで演じてきたどのロミオより少年ぽく、
少年の心を残したまま大人になったように思えました。
純粋が故に迎えてしまった悲しみに胸が痛みました。
そしてなこちゃんのジュリエット、16歳の乙女でしたね。
お歌も上手くて、こっちゃんロミオとの声の相性がとても良かったと思います。
乳母の愛を一身に受け大事に育てられた印象のジュリエットでした。
ただ、本当に残念だったのはおふたりのお衣装。
私個人の感想なのでご意見のある方もいらっしゃると思いますが、
少しデザインや生地にこだわりすぎたのか、
当時の気品にかけていた印象を受けてしまいました。
役代わりもありのお芝居
まず、作品の素晴らしさは永遠不滅のものだと思うのですが、
そこに演者さんの命が吹き込まれる事で、さらに素晴らしいものになると感じます。
今回の星組さんも、この特別な状況下で一回一回に命をかけて演じてくださっているのが伝わる舞台でした。
役代わりがあり、私が観れたのはAパターンでしたのでそちらの感想を。
まず心が掴まれたのは「愛」の碧海さりおくん。
君(くん)といって良いのか戸惑うほど、そして研7とは思えぬしなやかな踊りと美しさ、
そして表現力(拍手)最後の2人が天国で結ばれる場面もなんて優しい表情だったのでしょうか。
これからの舞台が楽しみです。
そして「死」の天華えまさんも作り込まれた表現力が素晴らしく、
後半の両家の争いの場面で後ろの壁にもたれ、
なんとも言えない笑みを浮かべていたのにはゾクっとしました。
皆さんの評判通り愛月さんさんのティボルトは圧巻で、
ジュリエットへの愛を貫けない辛さや家を継ぐという立場の苦悩もぐいぐいと胸にせまりました。
極美君のマーキューシオはビジュアル満点です!悪ぶる感じもカッコ良かったです。
ベンヴォーリオのせおっち!
ものすごくお稽古したんだろうなぁって思えるお芝居で、
仲間を思うあまり、判断を誤り、大切な友人を失い、孤独になってしまう青年。
本当に見事に演じていました。
パリス伯爵の綺城ひか理君も上品だけど、空気の読めない感じが、
とてもよく表現されてました。(褒めてます!)
そして乳母のクラッチ(有紗瞳)絶品です!さすがです。
愛情表現、温かさ、包容力、歌のうまさ、心を奪われました!
フィナーレが素敵
一本物の割にしっかりとしたショーがついていて、なんだか得した気分になりました!
群舞の衣装も素晴らしかったし。
星組男役さんの群舞はいつも一糸乱れぬ美しさがありますね。
娘役さんも男役さんと合わせた素敵なドレスの裾さばきもお見事で見惚れました。
そしてあんなに高速のデュエダンはこのおふたりにしか出来ないでしょうね!
若さとエネルギーを感じるダンスでした。
星組のことなこのロミオとジュリエットがまた新たな宝塚の歴史の1ページになりましたね。
7月にはスカステで過去のロミジュリが一挙放送されるようです!
またまた録画が忙しくなりますね。
https://www.tca-pictures.net/skystage/
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ではまた〜(๑ت๑)ノ