こんにちは!
あおてんです●´∀`)ノ♪
この状況下の中、行って良いのだろうかという罪悪感とどうしても見届けたいという思いの葛藤の中、健康管理、手洗い、うがい、マスク、アルコール消毒を徹底して、出来るだけホテルと劇場だけの往復とし、心配しながらも送り出してくれた家族に感謝して、遠征してまいりました。
これを読んで不愉快に思われる方もいらっしゃると思います。お許しください。
そして以下ネタバレ含みます。
ご観劇を楽しみにされてる方はご注意を!
目次
地響きの如く私の心に届いたシンフォニー
もうそれが第一印象です!
舞台から私の胸にズンズンと押し寄せてくる何か。
ベートーベンの叫びなのか。
ナポレオンの戦いへの熱量なのか。
ゲーテの静かだけど重厚な語りなのか。
謎の女の真実なのか。
うえくみ先生がこの作品にかけた思い
私は音楽史にもヨーロッパの歴史にも詳しい訳ではないので、事前に詳しいヅカ友さんに教えて頂いた楽曲をYouTubeで流し、プログラムも買って予習しましたが、にわか勉強なので、全てがわかるはずもなく(笑)、心で感じるものを素直に受け止めようと思いました。
そう思ったらどんどん、引き込まれて、
なんて言い表せば良いのかわからない涙が溢れて止まりませんでした。
特にベートーベンが幼少期から、父親に強く当たられ、耳が聞こえなくなり、愛する人とも結ばれないという中で、どうして最後にあんな曲を書くことが出来たのか。
『第九歓喜のうた』が出来る瞬間の演出には
震えが止まらない感情が湧き上がって来ました。
のぞ様を中心に組子たちが奏でる音楽、
と言っても楽器を演奏するわけでなく体から、声から、思いから湧き上がってくる音楽です。
そして一回暗転してベートーヴェンの「アンコール」の掛け声と共にライトが当たり、のぞ様を真ん中に組子たちがぐるっと輪になり、ぴょんぴょんとはねる演出が大好きです!
特に後ろ向きのきいちゃんがのぞ様大好きオーラ出しながら、ぴょんぴょんするのがもう本当に好きです!
胸の奥がポッと温かくなります。
これから観られる方はお見逃しなく(暖)
うえくみ先生のこの作品に込めた思いも感じずにはいられませんでした。
全ての人がこの作品の役に憑依していると思えた雪組の力
私が観れたのはAチームの出演者でしたが、
上級生から最下級生までなんて実力のある組なんだろうと思いました。
いつかBチームも観てみたいです。
ストーリーテラー的な3人の音楽家、
モーツァルト(みちるちゃん)テルマン(あがちん)ヘンデル(まなはる)が重くなってしまいそうなところを軽快に運び、特にみちるちゃんのモーツァルトは可愛くてたまりませんでした。
皇族、貴族は華やかさを、兵士、民は苦しみを楽器たちもゴールドの衣装で生のオーケストラができない分をしっかりと作り上げてくれて心が躍りました。
ここでもうえくみ先生の演出に感服!
ナポレオンの咲ちゃんはまずあのお衣装を見事に着こなし、載冠式の場面は堂々とした佇まいに次期トップさんの貫禄さえ感じました!
兵士たちを率いる姿もカッコ良かったです。
翔ちゃんのゲーテは『春雷』の時の美しい青年から重みのある姿に。
静かに響く声でナポレオンやベートーベンを諭す演技はさすがだと思いました。
彩彩としていつも大好きだった絡みがこれで見納めと思うと胸が痛くなりました。
ベートーベンの幼少期のひまりちゃんは切なくて抱きしめたくなり、青年期のあみちゃんは立派に成長したあみちゃん自身も重なり、胸が熱くなり、親友ゲルハルトのあーさと語らうシーンはとても大事な場面になっていたと思います。
全ての人について語りたいぐらいですが、ここまでに。
贔屓のるい君については語りきれないので別ブログで語りたいと思います(笑)
-
男役度の上がり方が半端ない!眞ノ宮るい
こんにちは! あおてんです●´∀`)ノ♪ 目次1 どうしても語りたい眞ノ宮るいという男役1.1 何が彼女(眞ノ宮るい)をここまで成長させたのか1.2 新公学年長の期であること1.3 眞ノ宮るいを変えた ...
続きを見る
もうこれで見納めかと思うと、ひと時も目を離したくないだいきほの集大成
のぞ様のベートーベンはもはやベートーベン以外の何者でもなく、2階席からは本当にピアノの演奏をされている指先まで見えて感動しました。
歌い上げるベートーベンは劇場中を震わせ、
謎の女のきいちゃんはとてもとても大事な役でこの物語の要となっています。
のぞ様ときいちゃんが公演前に最後にわかってほっとするというようなお話をされていましたが、
まさにその通りだと思います。
その中でクスッと笑ってしまうだいきほの掛け合いはさすがでそれがあることでまたこの舞台の魅力が増していると思います。
この舞台がふたりの見納めかと思うと、ひと時も目を離せない!
全てを記憶の中に留めたいと思います。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
ではまた〜(๑ت๑)ノ